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③ デザインポリシー
デザインは総合的な計画・設計
経営者の皆様、デザインと聞いて何をイメージしますか。一般的には「デザイン=見た目」という印象が浸透しているため、多くの場合は「表現」の形としてのデザインを思い浮かべるかもしれません。もちろんデザインを考える上では、美術的なスキルを持ち合わせていることは絶対条件です。しかしデザインはもっと奥行きのある経営ツールです。
デザインは「計画を考えに表わす」という意味を持ちます。つまり人間の「考え」を「表現」していくことがデザインの役割であるわけです。デザインを、大きく捉えると2つの機能があります。
① ビジョンを構想したり戦略を立てる目に見えない「考えのデザイン」
② 考えを現実化するために見える形に落とし込む「表現のデザイン」
正しいデザインとは「考え」が、ふさわしい形に「表現」されているものを指します。それを「総合的に計画・設計」することがデザインに課せられた大きな役割です。
齋藤晃デザイン室では、この一連の考え方を基本方針としてデザイン事業を展開しています。
企業の想いや活動を可視化
コーポレート(企業)という言葉の語源は、ラテン語の動詞で「コーポラレ=人の体を作る」という意味を持っています。ビジネスモデルを人の体にたとえるならば事業を安定的、継続的に動かしていくための骨格でありシステムです。ブランドとはその事業の志や信頼性を含めた企業特有の魅力を見える形に表現したものです。この2つはまさに「心」と「体」であり、健全で魅力のある企業を作り上げるために切り離すことができない関係にあります。
人の顔や性格が違うように、それぞれの企業も世界中で唯一無二の独自性を持つ貴重な存在であるべきです。企業の人格に対して、どのような外見をまとうか。会社全体をデザインする意識で総合最適化を目指しています。
イメージ力は最大の武器
ビジネスにおいてデザインで解決できることはたくさんあります。その中でも最大の武器がイメージ力です。実際に私たちは商品を買うときにイメージで多くのことを選択しています。お客様に選んでもらうためには、お客様の頭の中にイメージを描かせる必要があります。形はないながらも直接的に事業に貢献しているのがイメージの力です。
伝えたいイメージは、戦略的に操作することができます。すべての顧客接点がブランドであり、それぞれの接点に不整合があればユーザーは混乱します。方向性を定め一貫性を持って全体をコントロールしていくことで企業イメージを定着させていきます。
企業イメージ認知の法則 = 情報の量(露出)× 情報の質(表現力)
デザインは視覚言語
デザインは視覚言語という特性を持ち、人と人を結ぶコミュニケーションツールです。見える形になったデザインは人の想像力をかき立てます。ユーザー接点においてその伝達スピードは一瞬です。
商品やサービスの価値は機能や性能だけではありません。言葉では表現できない雰囲気や世界観などの視覚情報は、潜在意識に入り込み人の感情を動かす力を持ちます。また、訴求ポイントを視覚的に置き換えてアプローチすることにより、より印象に残すことができます。齋藤晃デザイン室は、このデザインの特性を最大限に活かし企業のコミュニケーション活動を強化していきます。